1981-02-28 第94回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
そういうことを考えると、国防的観点からいたしてもこの日中線は米沢につないで、奥羽と会津地方とを結ぶ、あるいは栃木、日光それからまた関東、東京というふうにつないでいくには欠かせない線路だと思います。しかも、軍が移動する場合には相当の重量のものを運搬しなければならない。現在のような道路ではとてもこれは運搬し切れないと思うのです。そういう際に、国防的見地からもこの線は非常に重要ではないか。
そういうことを考えると、国防的観点からいたしてもこの日中線は米沢につないで、奥羽と会津地方とを結ぶ、あるいは栃木、日光それからまた関東、東京というふうにつないでいくには欠かせない線路だと思います。しかも、軍が移動する場合には相当の重量のものを運搬しなければならない。現在のような道路ではとてもこれは運搬し切れないと思うのです。そういう際に、国防的見地からもこの線は非常に重要ではないか。
国防的観点も加えて、少々の負担があろうとも自給率を上げるのだと決意をするか、それほどの無理をしないで、やっぱり安い物を食った方がいいという最近の消費者の動向、安い物を食いたいという、外国から自由化してもいいじゃないかという声も消費者の中に一方ある。これをどう調和してやっていくかというのが農政のこれからの非常にむずかしいところではないかと存じます。
しかし、これはそれぞれ沿革、事情がございますし、特にヨーロッパの地下鉄なんかの場合は、全く別の、たとえば国防的観点からの見地というようなものまで入っておるやに聞いておりますが、そういうようないろんな事情がございますから、直ちにわが国にこれを参考にするというわけにはいかない。ただ非常に参考になる面はもちろんありますので、研究、勉強はしていかなきゃならぬと思います。
その意味で、ただいまお話がありましたように、日常において国防的観点から、関係閣僚が一つの足並みをそろえる方向にも持って参りたいという意味でも、毎月の国防会議の懇談会というものを設けた次第であります。
もちろんこれは万一戦争に突入してしまった場合のことでありますが、これを別個の角度から申しますと、こうした局部戦争や冷たい戦争に巻き込まれたり、または引き起したりしないようにするためにも、政治、外交、治安、経済等について、絶えず国防的観点からの総合調整を行なっていくことが必要となると考えるのであります。
さらに、合成ゴムもまた、最近各国とも品質、価格いずれも天然ゴムにまさること万々とし、かつ国防的観点からも、競うてこれが増産に強力なる措置を講じておるのでありますして、米国のごとき、国営のもとに、昨年の生産は九十万トンに達し、全消費量の大半を合成ゴムに代替し、経済的にも政治的にも顕著なる効果を発揮しておるのであります。